◆ 一旦反発も… - “141円前半”へとさらに下値拡大
先週末の動きは、まだ続いているようです。
まず週明けとなった昨日は“巻き戻し”からスタートし、米雇用統計後の下げ幅を削る動きで始まりました。
こうして“143円ライン”へ一時値を戻したわけですが、こうした動きは長くは続きませんでした。
こうしてその後は「米10年債利回り低下」に引っ張られると、次第に“上値の重さ”が目立つようになっていきました。
NYタイム終盤には“141.272円”へとさらに下値を拡大し、そのまま昨日の取引を終えています。
◆ ポイントは「ドル円のポジション状況」
このため本日の注目は、昨日下落をけん引した「米利回り動向の行方」と、そして「ドル円のポジション状況」といえそうです。
昨日も記したように、今回の急落は「積み上がった円売りポジションの調整」と見るのが妥当であり、これに「米利回り動向」が重なったと見るのが自然といえます。
このため「米利回り動向」は引き続き注意しつつも、「ドル円のポジション状況」の行方が大きく左右すると見られます。
先週末及び昨日の下落で「一巡したのか?」、それとも「まだ残存しているのか?」が、目先のポイントとなってくるからです。
仮に残存していれば、テクニカル的には“5/4~6/30の38.2%押し(140.645円)”“50日移動平均線&大台(139.939円)”を窺ってもおかしくないところです。
一方で一巡したのであれば、“日足・一目均衡表基準線(141.915円)”を経て、“7/10高値&大台(142.997円)”まで一気に押し戻されてもおかしくない分水嶺…。
明日の米CPIを控えて「動向を見極めたい(様子見)」が台頭しやすい状況ではありますが、テクニカルのみで動意づく展開は十分に想定しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
144.195(7/7高値、6/30~7/10の76.4%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
144.000(大台)
143.619(6/30~7/10の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
143.171(6/30~7/10の50%戻し)
143.070(日足・一目均衡表転換線)
142.997(7/10高値、大台)
142.901(20日移動平均線)
142.722(6/30~7/10の38.2%戻し)
142.542(7/10高値以降の76.4%戻し)
142.449(ピボット1stレジスタンス)
142.261(7/10高値以降の61.8%戻し)
上値5:142.168(6/30~7/10の23.6%戻し)
上値4:142.034(7/10高値以降の50%戻し、大台)
上値3:141.915(日足・一目均衡表基準線)
上値2:141.807(7/10高値以降の38.2%戻し)
上値1:141.526(7/10高値以降の23.6%戻し)
前営業日終値:141.313
下値1:141.216(6/20-21安値)
下値2:141.140(-1σ)
下値3:140.000(大台)
下値4:140.724(ピボット1stサポート)
下値5:140.645(5/4~6/30の38.2%押し)
140.342(週足・一目均衡表転換線)
140.135(ピボット2ndサポート)
139.939(50日移動平均線、大台)
139.854(6/16安値)
139.505(-2σ)
139.285(6/14安値、5/4~6/30の50%押し)
139.005(6/13安値、ピボットローブレイクアウト、大台)
《11:15》
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