藤森工業、マイキャン・テクノロジーズ株式会社へ出資

配信元:PR TIMES
投稿:2023/06/30 13:47
細胞培養受託という新たな事業領域への挑戦を本格的に開始

藤森工業株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:布山英士)は、新たな成長分野への積極的投資の一環として、6月21日付でバイオベンチャーである「マイキャン・テクノロジーズ株式会社」の第三者割当増資を引き受け、4,998 万円を出資いたしました。



出資の経緯及び目的


 マイキャン・テクノロジーズ社は、再生医療技術を使用した研究用血球細胞を作製する技術に強みを有する会社です。現在、末梢血細胞あるいは iPS 細胞から、単球・樹状細胞様の性質を有するMylc細胞を効率的に分化誘導させて大量に培養することに成功し、既に本細胞の製品化を完了、細胞単独の販売を実施しています。同社は、この細胞を、抗体医薬品、ワクチン及び再生医療製品の出荷試験に必要な発熱性物質試験に応用する開発を進め、新たにキット化して販売することを計画しております。
 当社は、化学素材の塗加工技術を活かしたフィルム製品や包装材料を、多様な市場・お客様へ提供してきました。近年は細胞培養領域にも参入し、ワクチンや抗体医薬などのバイオ医薬品製造に不可欠なシングルユース製品「BioPhaS(R)/バイファス(R)」を展開、培養バッグ及び、培養工程をつなぐアッセンブリサービスを、製薬企業をはじめ、多数の医薬品関連企業へ提供しております。さらに、均質な細胞を安定して大量に培養する技術と、独自に開発した培養装置「Tres Cuna(TM)/トレスクーナ(TM)」を中心に、ヒト iPS 細胞や間葉系幹細胞、線維芽細胞など各種細胞の大量培養プロセス開発や事業化を推進しております。
 今回、独自の細胞培養技術を有するマイキャン・テクノロジーズ社へ出資し、その開発製品であるMylc細胞の培養を当社が受託製造することで、細胞培養受託という新たな事業領域への挑戦を本格的に開始いたします。
 今後は、マイキャン・テクノロジーズ社と協力して、Mylc細胞を用いたin vitro発熱性物質試験の製品化を進め、再生医療の実用化進展に貢献してまいります。

出資先の会社概要


(1)会社名 マイキャン・テクノロジーズ株式会社
(2)所在地 京都府京都市西京区御陵大原 1-36 京大桂ベンチャープラザ
(3)設立年 2016年7月
(4)代表者 代表取締役CEO 宮崎 和雄
(5)事業内容 再生医療技術を用いて作製した研究用の血球様細胞製品の開発、販売
(6)URL:https://www.micantechnologies.com/home-2

今後の見通し


 本件による今後の業績に与える影響は軽微と想定しております。今後、業績への影響が判明した場合には、速やかに開示いたします。

関連ニュースリリース


・第7回バイオ医薬 EXPO(第 25 回インターフェックス Week 内) 出展のお知らせ
 https://ssl4.eir-parts.net/doc/7917/ir_material9/208537/00.pdf
・2021 年度日本動物細胞工学会技術賞 受賞のお知らせ
 https://ssl4.eir-parts.net/doc/7917/ir_material9/204266/00.pdf

■本件に関するお問い合わせ先
藤森工業株式会社 総務部
TEL : 03-5804-4221
URL : https://www.zacros.co.jp/contact/
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