◆ 揺れ動くも、方向感定まらず… - “143円台”
「口先介入?」にて“ある程度”は揺れ動いたものの、昨日のドル円は“ほぼ膠着”というのが実状でした。
神田財務官の『足元の円安は急速』『往き過ぎた動きには適切に対処』発言にて、一時は“143円割れ(安値は142.928円)”へ値を落とす場面が見られました。
一方でウィリアムズNY連銀総裁の『物価安定を取り戻すことが最重要課題』との発言もあり、すぐさま“143円台”へ押し戻されているのが実状といえます。
こうして「上値は重いが、下値も堅い」を地で往く動きとなっており、そのまま“143円台”で昨日の取引を終えています。
◆ 基本は“膠着”と見るが…?
マーケットの関心は「ECBフォーラム」に集まっている印象が強く、本日も“どっちつかず(様子見)”となる可能性が否めないところです。
そうした中で「口先介入?」への思惑が強く意識される東京タイムは、特に“上値の重さ”を強いられる展開が想定されるところです。
ただし逆にいえば、欧州タイム以降はその意識が緩むとも見られます。
そうなると米10年債利回り次第とはなるものの、“上値模索(円売り・ドル買い)”が進行してもおかしくはない…?
オーダー状況を見ると、“昨日-23日高値(143.713-868円)”にはドル売りオーダーが、“大台-昨日安値(143.000-142.928円)”にはドル買いオーダーが、それぞれびっしり並んでいると聞き及びます。
どちらかに抜けた際の“ストップロス”には気を付けつつ、当該レンジ内で“揺れ動き”と見るのが、やはり妥当なところかもしれませんね。
昨日の「口先介入?」にて、動くとすれば“上方向”と個人的には考えますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》)
145.000(大台)
上値5:144.628(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:144.171(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:144.021(+2σ、大台)
上値2:143.868(6/23高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:143.713(6/26高値)
前営業日終値:143.516
下値1:143.319(6/26安値後の50%押し)
下値2:143.226(6/26安値後の61.8%押し)
下値3:143.058(大台、ピボット1stサポート)
下値4:142.928(6/26安値)
下値5:142.759(6/20~6/23の38.2%押し)
142.644(6/23安値、ピボット2ndサポート)
142.544(6/9~6/23の23.6%押し)
142.465(6/20~6/23の50%押し、+1σ)
142.273(ピボットローブレイクアウト)
142.170(6/20~6/23の61.8%押し)
《10:40》
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