◆ サプライズなし - パウエル議会証言
注目の「パウエルFRB議長・議会証言」は、概ね“想定内”となりました。
『インフレ抑止への道程は長い』『年内追加利上げの必要性』と、“タカ派姿勢”は継続しました。
一方で『利上げペースはより緩やか』『ターミナル・レートがどの水準かは不透明』と、“ハト派寄り”のニュアンスも盛り込まれています。
このため「特段、タカ派寄りではない」との思惑につながったため、マーケットへの反応は限定されました。
こうして米10年債利回りは“小幅低下(→3.72%)/NYダウは“3日続落(102ドル安)”とまちまちの反応を見せる中、ドル円は“高止まり”ながらも“膠着”といった展開を強いられています。
◆ そうなると一旦“材料出尽くし”…?
こうして“どっちつかず(タカ/ハト混在)”となった昨日ですが、短期金融市場で見ると「7月0.25%利上げ再開」の確率は“わずかに低下(76%→71%)”しています。
これは「想定ほど“タカ派”ではなかった」と考えるのが自然であり、その分だけ“上値の重さ”が意識される展開が想定されるところです。
しかし「決して“ハト派”でない」ということを踏まえれば、“下値は限定的”と見るのが妥当ということにもなります。
こうした中、本日は「英中銀金融政策委員会」が行われます。
ドル主体で見れば“膠着(方向感定まらず)”が基本といえますが、利上げが想定されるポンド主体で見れば…?
“下値は限定的”との見方に変化はありませんが、本日は再び“上値の重さ(利益確定売り)”を意識したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
144.000(大台)
143.487(ピボットハイブレイクアウト)
143.000(大台)
上値5:142.927(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:142.480(22/11/11高値、22/10/21~23/1/16の61.8%戻し)
上値3:142.367(6/21高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:142.247(+2σ)
上値1:142.000(大台)
前営業日終値:141.869
下値1:141.516(6/9~6/21の23.6%押し)
下値2:141.309(ピボット1stサポート、6/21安値、+1σ)
下値3:141.216(6/20安値)
下値4:140.990(6/9~6/21の38.2%押し、大台)
下値5:140.749(ピボット2ndサポート)
140.686(日足・一目均衡表転換線)
140.564(6/9~6/21の50%押し)
140.433(週足・一目均衡表先行スパン上限)
140.293(20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
140.138(6/9~6/21の61.8%押し)
《10:45》
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