◆ やはり“利益確定売り”が先行… - “141円前半”へ押し戻される
昨日発表の米住宅関連指標は“概ね好内容”となり、「米金融引き締め長期化」への思惑が勝りました。
一方で「中国の景況感悪化」への思惑も台頭しており、“リスク回避姿勢”も目立っています。
このため3連休明けとなる米国勢は金利/リスクの両面から“円買い戻し”を先行させており、“株安・債券高(利回りは低下)”へと傾く中、ドル円を押し下げました。
こうして東京タイムには“142.252円”へと上値を伸ばしていたドル円でしたが、一転して“141.216円”へと押し戻されています。
もっともあくまで“ポジション調整の一環”と見られる動きであり、下値では“買い拾う”動きも散見されています。
このためそこから“崩れる”といった事態に発展することはなく、“下値の堅さ”も引きずったまま、昨日の取引を終えています。
◆ あくまで“結果次第”だが…? - パウエル議会証言
注目の「パウエルFRB議長・議会証言」を控えているだけに、それまでは“結果を見極めたい(様子見)”といった思惑が立ちやすいと見るのが自然です。
このため“膠着”が基本であり、場合によっては“(昨日の下落に対する)巻き戻し”を目先は想定すべき局面といえます。
ただしこれはあくまで“結果次第”となるだけに、“方向感定まらず”から抜け出すのは容易ではない…?
後は“結果次第”ということになりますが、それでも「日米金利格差拡大」という事実が覆ることはありません。
「“利益確定売り(上値の重さ)”に目先は注意したい」と昨日記しましたが、それもすでに入った格好といえます。
ここから先は“下値は限定的”と見るのが、やはり妥当と考えたいところです。
もちろん“結果次第”という前提は変わりませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
143.095(ピボットハイブレイクアウト)
143.000(大台)
142.673(ピボット2ndレジスタンス)
142.480(22/11/11高値、22/10/21~23/1/16の61.8%戻し)
142.252(6/20高値)
上値5:142.069(ピボット1stレジスタンス)
上値4:141.992(+2σ、大台)
上値3:141.856(6/20高値後の61.8%戻し)
上値2:141.734(6/20高値後の50%戻し)
上値1:141.612(6/20高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:141.444
下値1:141.216(6/20安値)
下値2:141.073(+1σ、ピボット1stサポート、大台)
下値3:140.918(6/9~6/20の38.2%押し)
下値4:140.601(ピボット2ndサポート)
下値5:140.507(6/9~6/20の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
140.433(週足・一目均衡表先行スパン上限)
140.196(20日移動平均線)
140.095(6/9~6/20の61.8%押し)
140.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
139.854(6/16安値)
《10:35》
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