◆ 今度は“円売り”が台頭… - “年初来高値”更新
“ドル買い”の流れに続き、先週末は“円売り”が加速しました。
注目の日銀金融政策決定会合では、大方の予想通り“据え置き”が決定されました。
のみならず、その後に行われた植田総裁の記者会見では“YCC政策の当面維持”が示されました。
対ユーロ・対ポンドでも“円売り”が先行する中、対円では“ドル買い+円売り”がダブルでかかり、年初来高値を更新する“141.907円”へと駆け上がる動きを見せています。
◆ テクニカル的には“もう一段の上値模索”が期待されるところだが…?
こうして15日の日足ローソク足では“一旦の頭打ち”を示唆する形状となりましたが、先週末の動きで週足・ローソク足は“雲上抜け”を演じています。
こうなると“もう一段の上値模索”は既定路線であり、“142円の大台ライン”を通過すると“22/10/21~23/1/16の61.8%戻し”ともほぼ合致する“22/11/11高値(142.480円)”まで一気に上値を伸ばす可能性が意識されるところです。
◆ ただし、そのためには“仕掛け的な動き”が必要…!?
もっともここから先は「円買い介入」への警戒感を意識しながらの展開になると見られます。
米国休場(奴隷解放記念日)で流動性が大きく低下すると見られる中、どこまで“仕掛け的な動き”が台頭するか…?
オーダー状況を見ると、その“142円ライン”そして前記“142円半ば”には、「ドル売りオーダー」がかなりの規模で待ち構えていると聞き及びます。
日米金利格差を背景にした“円売り”が意識されやすいのは事実ですが、目先に関しては“上値の重さ”を意識すべき局面と見るべきかもしれませんね。
もっとも、あくまでも「目先に関して」ですが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.937(22/11/8高値)
146.789(22/11/9高値)
146.581(22/11/10高値)
146.000(大台)
145.000(大台)
144.610(ピボットハイブレイクアウト)
144.000(大台)
143.258(ピボット2ndレジスタンス)
143.000(大台)
上値5:142.557(ピボット1stレジスタンス)
上値4:142.480(22/11/11高値、22/10/21~23/1/16の61.8%戻し)
上値3:142.214(22/11/22高値)
上値2:142.000(大台)
上値1:141.907(6/16高値《年初来高値》)
前営業日終値:141.855
下値1:141.627(+2σ)
下値2:141.422(6/16安値後の23.6%押し)
下値3:141.165(6/9~6/16の23.6%押し、6/16安値後の38.2%押し)
下値4:141.000(大台)
下値5:140.882(6/16安値後の50%押し)
140.705(6/9~6/16の38.2%押し、+1σ)
140.638(6/16安値後の61.8%押し)
140.504(ピボット1stサポート)
140.433(週足・一目均衡表先行スパン上限)
140.362(日足・一目均衡表転換線、6/9~6/16の50%押し、6/16安値後の76.4%押し)
139.963(6/9~6/16の61.8%押し、20日移動平均線、大台)
139.854(6/16安値)
139.589(月足・一目均衡表転換線、6/9~6/16の76.4%押し)
139.285(6/14安値)
《10:45》
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