◆ “金利選好→ドル買い”が先行する場面も見られたが… - “139円半ば”
ビッグイベントを控えた“様子見”を背景に、基本的には“小動き”を強いられています。
ただ入札前のポジション調整もあって、昨日は“3.79%”へと米10年債利回りが上昇する場面が見られました。
このため「6月利上げ停止」はほぼ“織り込み済”ということもあり、“金利選好→ドル買い”が先行する場面が見られました。
一方で入札後は、応札倍率が直近の平均を下回ったにもかかわらず、米10年債利回りは“3.74%”へと緩やかに低下しました。
米CPIを控えた“買い戻し”と見られますが、このためNYタイム中盤以降は“ドル買い”は緩み、“上値の重さ”を引きずったままで昨日の取引を終えています。
◆ 「下方向は限定的」「伸びるとすれば上方向」…? - 米CPI
こうした中、いよいよ本日はそのビッグイベント第1弾・米CPIが行われます。
事前予想は、総合が“前月比+0.2%/前年比+4.1%”、コアが“同+0.4%/同+5.3%”となっていますので、まずはここからの乖離が注目されるところです。
特に総合は“大きな鈍化”が見込まれていますが、コアは“幾分鈍化?”といった程度です。
数値次第では、大きく振れる余地があると見るのが自然でしょう。
ただいくら鈍化が示されたとしても、“インフレ目標(+2.0%)”を大きく上回るという点は避けられそうにありません。
つまり「7月利上げ再開」との思惑が後退するには、相応以上の“鈍化”が示される必要があると見るのが自然です。
“ハト派寄り”に傾斜するには、やはり「ハードルが高い」と考えるのが妥当なように感じます。
後は結果次第であり、現時点での決め打ちも厳禁と考えますが、個人的には「下方向は限定的」「伸びるとすれば上方向」と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
141.000(大台)
140.922(5/30高値)
140.650(週足・一目均衡表先行スパン上限)
140.594(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:140.450(6/5高値)
上値4:140.244(6/7-8高値、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:140.000(大台)
上値2:139.892(ピボット1stレジスタンス)
上値1:139.767(6/12高値、6/5~6/9の61.8%戻し)
前営業日終値:139.603(月足・一目均衡表転換線)
下値1:139.434(日足・一目均衡表転換線)
下値2:139.335(20日移動平均線)
下値3:139.190(ピボット1stサポート)
下値4:139.065(6/12安値、大台)
下値5:138.726(6/2NYタイム安値《米雇用統計時安値》、6/9安値、ピボット2ndサポート)
138.598(6/2安値)
138.418(6/1安値、ピボットローブレイクアウト)
138.231(5/24安値、-1σ、5/11~5/30の38.2%押し)
138.000(大台)
137.429(5/19-22安値)
137.284(5/18安値、200日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、5/11~5/30の50%押し)
《10:10》
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