◆ 一転して“膠着”… - “138円台”
「米債務上限問題」に進展が見られない中、昨日は「米金融政策を巡る発言」も飛び出すことはありませんでした。
このため“方向感定まらず”を地で往く展開となり、ドル円は“ポジション調整主体”の展開を強いられました。
こうして“138.873円(東京)→138.238円(欧州)→138.907円(NY序盤)→138.293円(NY中盤)”と揺れ動きはしたものの、“138円台”から脱するには至りませんでした。
なお注目された「(米・欧・英の)製造業/サービス業PMI」は“乖離(不調な製造業/好調なサービス業)”が目立ちましたが、相反するということもあり“一方向への動意”につながることはありませんでした。
◆ やや「米金融政策」への意識が高まりやすいとは見るが…?
このため本日も「米債務上限問題」「米金融政策」の双方を睨みながら、“リスク選好/金利選好”のいずれに傾斜するかを見極める展開が想定されるところです。
「与野党の溝は深い」とされる前者に関しては、“そう簡単には合意しない”と見るのが自然です。
一方でデフォルト回避に向けては「双方とも前向き」とされていますので、“悲観論が高まる”といった地合いではないのが実状でもあります。
「タカ派発言/ハト派発言」の双方が飛び出す後者に関しては、さらに“方向感定まらず”を抜け出すのは容易ではありません。
そうなると思惑台頭で“動意づく”というのは事実ではあるものの、その継続性については何とも…?
「FOMC議事要旨」が予定されていますので、本日は“やや後者寄り”の思惑に振られやすいとは考えます。
ただ「日米金利格差」あるいはそれを背景にした「円キャリートレード」への意識が高まるには…?
引き続き“下値の堅さ”は健在と見るものの、上値追いに関しては昨日同様“決定打に欠く”と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
141.000(大台)
140.222(ピボットハイブレイクアウト)
140.000(大台)
139.890(22/11/30高値)
上値5:139.589(22/10/21~23/1/16の50%戻し、月足・一目均衡表転換線)
上値4:139.459(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:139.317(+2σ)
上値2:139.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:138.907(5/23高値)
前営業日終値:138.584
下値1:138.238(5/23安値、5/19~5/23の50%押し、ピボット1stサポート)
下値2:138.000(大台、5/19~5/23の61.8%押し)
下値3:137.907(ピボット2ndサポート)
下値4:137.577(ピボットローブレイクアウト)
下値5:137.429(5/19-22安値)
137.284(5/18安値、+1σ)
137.195(200日移動平均線)
137.000(大台)
136.937(5/11~5/23の38.2%押し)
《10:45》
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