ウェルス・マネジメント---23年3月期、ホテル運営事業が黒字化。当期純利益過去最高益で、期末配当は増配

配信元:フィスコ
投稿:2023/05/18 11:53
*11:53JST ウェルス・マネジメント---23年3月期、ホテル運営事業が黒字化。当期純利益過去最高益で、期末配当は増配 ウェルス・マネジメント<3772>は11日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比49.0%減の148.00億円、営業利益が同32.8%減の38.14億円、経常利益が同26.2%減の39.25億円、親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高益となる同6.2%増の37.33億円となった。

アセットマネジメント事業、不動産事業について、連結子会社が保有する「フォションホテル京都」、「ギャリア・二条城 京都」及び「三重県伊勢志摩ホテル開発用地」の不動産信託受益権を譲渡したほか、保有する匿名組合出資金の償還を受けたことで匿名組合分配益を計上した。しかし当初予定していた利益率の高い大型ホテル資産の譲渡を翌連結会計期間に温存し、他の案件と入替を行った影響等により前連結会計年度より営業利益は減少した。新規プロジェクトとしては、「長野県白馬新規ホテル開発プロジェクト」及び「三重県伊勢志摩ホテル開発プロジェクト」をスタートさせ、来期以降に向けた物件取得にも積極的に取り組んでいる。

ホテル運営事業について、急激なインバウンドの増加や新型コロナウイルス感染症の規制緩和により、第3四半期連結会計期間から営業利益に転換し、当第4四半期連結会計期間においても営業利益が増加し、当連結会計年度通期で営業利益を確保した。また、新たな取り組みとして2022年6月17日より、バンヤンツリー・グループのブランド「ダーワ・悠洛 京都」(京都市東山区三条通大橋東入大橋町84)「ギャリア・二条城 京都」(京都市中京区市之町180-1)をリブランドオープンさせている。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比35.1%増の200.00億円、営業利益は同83.5%増の70.00億円、経常利益は同91.1%増の75.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.5%増の45.00億円を見込んでいる。

また、同日、2023年3月期の期末配当金について、未定であったが17.00円とすることを発表した。これにより、2023年3月期の1株当たり配当金は、年間で17.00円(2022年10月1日付の株式分割(1:2)を考慮すると実質前期比2.00円増配)となる。

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