◆ “200日線”を突破… - “137円後半”へ…
「米債務上限問題協議」に大きな進展は見られないものの、前日の『週内合意は可能』というマッカーシー下院議長発言に続き、昨日はバイデン・マッカーシーの双方から『デフォルトにはならない』との発言が飛び出しました。
このため“楽観論”が台頭し、リスクセンチメントはさらに緩んでいます。
一方で『利下げの議論は時期尚早』とのグールズビー・シカゴ連銀総裁発言にて、「米利上げ停止観測」は引き続き後退しています。
こうしてNYダウは“上昇(400ドル超)”、米10年債利回りは“さらに上昇(→3.58%)”という動きを見せる中、為替では“円売り(ドル買い)”が促されました。
“200日移動平均線(昨日は137.072円)”を突破したことで、ドル円は“137.708円”へと駆け上がっています。
◆ テクニカル的には“もう一段”が期待されるが…?
“同ライン”を上回ったことを考えれば、テクニカル的には“もう一段の上値追い”が期待されてしかるべしと見られます。
ただ昨日も記したように、ポイントと見られるのは「137円台への定着」です。
“3月上旬or5月上旬”にも跳ね返されたという経緯を持つ中、“年初来高値(3/8高値:137.907円)”に届かなかったという事実が重く圧し掛かる…?
“リスク/金利”の双方から後を押されている現状を踏まえれば、昨日と同じく“仕掛け的な動き”への期待は高まるところです。
ただし“年初来高値”に届かなかった以上、いつ“利益確定売り”が先行してもおかしくないと見るのが妥当…?
特に週末の「G7首脳会議(サミット)」を控えて、いわゆる本日は“谷間”にも当たります。
突破できれば“ストップロス”を絡めた上伸が期待されるところではありますが、本日に関しては“上値の重さ”がより意識されると考えたいところです。
もっともそれで“頭打ち→反落”となるかは、また別の話…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
139.589(22/10/21~23/1/16の50%戻し、月足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
139.000(大台)
138.616(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:138.180(22/12/15高値、ピボット1stレジスタンス)
上値4:138.000(大台)
上値3:137.907(3/8高値)
上値2:137.815(+2σ)
上値1:137.742(5/2高値、5/17高値)
前営業日終値:137.608
下値1:137.100(200日移動平均線)
下値2:137.000(大台)
下値3:136.827(5/17欧州タイム安値)
下値4:136.700(ピボット1stサポート)
下値5:136.586(50週移動平均線、+1σ)
136.296(5/17安値)
136.196(5/11~5/17の38.2%押し)
136.000(大台)
135.729(5/11~5/17の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
135.615(5/16安値)
135.468(5/10高値《旧上値抵抗線》)
135.262(5/11~5/17の61.8%押し、20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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