チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
プレミアグループ <7199> 【2+→2+】
「24/3期は7期連続の増収増益を計画、増配を同社は見込む」
TIWでは投資評価は「2+」を維持する。その理由は、23/3期は上場以来6期連続の増収増益を達成したが、市場環境が厳しい中でコア事業(ファイナンス/故障保証)の取扱高が大幅増となったこと、モビリティ企業への転身を目指す中で強化を図る新規事業[モビリティサービス(業務用ソフトウェア販売、自動車卸売販売、オートリース)/カープレミア(会員組織の開拓/推進、自社整備工場の運営)の業績を確り伸ばしたこと、コア事業と新規事業のシナジーが好決算に寄与したことなどが評価できる、増収増益、増配を見込む24/3期同社計画の達成確度は高いとTIWではみること、増収増益基調が続く中で、株価指標面にも特段割高感がないとTIWではみること、などによる。
予想ROE:28.6% PBR:5.2倍、来期予想PER:12.5倍、来期予想EPS成長率:28%株価(5/12終値):1,594円 Fモデルによる理論株価:1,502円(5月8日by高田悟)
日産自動車 <7201> 【2→2+】
「24/3期は連続で大幅増収大幅営業増益を計画」
TIWでは今般、投資評価を「2+」へ引き上げる。その理由は、23/3期は販売台数は前期及び計画を下回ったが、営業利益が前期及び計画を上回ったことで収益体質の改善が着実に進んでいることを示す好決算となったこと、また、24/3期計画は23/3期から連続で大幅増収大幅営業増益を見込む内容となり、コンセンサス並びにTIWの前回予想を大きく上回ったことがポジティブであり、TIWでは計画達成は可能とみること、24/3期に23/3期に続き連続で増配を同社が見込んだことは継続的な利益向上とキャッシュフロー改善への同社の自信の表れとTIWではみること、更には、利益水準はまだ低いとはいえ、業績回復に加速感があることを踏まえると株価指標面には割安感が強いと考えること、などによる。
予想ROE:5.5% PBR:0.4倍、来期予想PER:5.1倍、来期予想EPS成長率:34%株価(5/12終値):532.5円 Fモデルによる理論株価:903円(5月12日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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