美濃窯、前期経常を27%上方修正、配当も4円増額

配信元:株探
投稿:2023/05/11 18:00
 美濃窯業 <5356> [名証M] が5月11日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→15.2億円(前の期は9.4億円)に27.3%上方修正し、増益率が27.0%増→61.7%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.9億円→9.1億円(前年同期は3.2億円)に55.5%増額し、増益率が83.5%増→2.9倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の21円→25円(前の期は15円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  耐火物事業については、原燃料価格上昇分の販売価格への転嫁及び各種コストダウンに取り組みましたが、依然として販売価格への転嫁が原燃料価格の高騰に追い付かず、利益は前年度を下回る見通しです。一方でプラント事業については、当社の主要顧客の設備投資環境が回復していることに加え、21年10月に買収した岩佐機械工業株式会社の売上高と利益が通期分加算されたこともあり、売上高、利益ともに前年度を大幅に上回る結果となる見通しです。建材及び舗装用材事業については、民間工事需要が経済活動の正常化に伴い順調に推移し、売上高、利益(前年度セグメント損失)ともに前年度を上回る見通しとなりました。

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つと位置付けた上で、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を勘案し、安定した配当政策を実施することを基本方針としています。 前期の業績につきましては、上記の通り、予想を上回る増収増益となる見通しであることから、2023年3月期の期末配当につきましては1株当たり11円としておりましたが配当性向、将来の発展のための再投資に必要な内部留保の蓄積等を総合的に勘案し、前期末比1株当たり7円50銭増配し、1株当たり15円とさせていただくことといたしました。【業績予想及び配当予想に関する注意】 上記の予想は現時点において入手可能な情報に基づくものであり、実際の業績等は今後の種々の要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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