◆ 概ね“予想通り”も… - “134円前半”に急落
見誤った…。
注目の米CPIでは、前年比のみ“0.1ポイント低下”したものの、その他は全て“事前予想通り”に落ち着きました。
しかしその前年比が“10ヶ月連続鈍化”のみならず、“5%割れ”という心理的な効果も加わったことで、「6月利上げ停止」への思惑は強まりました。
こうして米10年債利回りが“低下(3.52%→3.43%)”するにつれて、ドル円も“下落(135.25円→134.10円)”していきました。
一方『利上げ終了判断は時期尚早』という前日のウィリアムズNY連銀総裁発言もあり、今回の結果のみで「6月利上げ停止(&年内利下げ期待)を囃すわけにはいかない」との見解も少なくありません。
このため“ストップロス”が一巡した後は、“下値の堅さ”が意識されているというのが実状でもあります。
◆ 一巡後は“利益確定買い(戻し)”が意識されると見るが…?
こうして“下抜け(ブレイク)”した格好ではありますが、すでに東京タイム序盤で「134円割れ」は達成しています。
また短期金融市場では「6月据え置き」を“90%超”の確率ですでに織り込んでしまっていますので、ここから先は“利益確定買い(戻し)”が入りやすいと見るのが自然です。
さらに本日は「米PPI/新規失業保険申請件数」も予定されていますが、昨日に比べると“一段落ちる”というのが実状です。
つまり“下値の堅さ”がより意識されると見ますが、ただ冒頭で記したように「見誤った」という事実は残ります。
「バイデン-議会指導部の再協議」もありますので、ここは「一旦様子見」としながら、ことの成り行きを見極めたいところです。
取り逃すことになるかもしれませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
136.117(5/2~5/4の61.8%戻し)
136.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
135.695(+1σ)
135.615(5/2~5/4の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
135.468(5/10高値)
135.196(ピボット1stレジスタンス)
上値1:135.097(5/10高値後の61.8%戻し)
上値1:135.000(大台)
上値1:134.868(5/10高値後の61.8%戻し)
上値1:134.706(20日移動平均線、週足・一目均衡表基準線、5/10高値後の50%戻し)
上値1:134.497(5/10高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:134.381
下値1:134.265(日足・一目均衡表基準線)
下値2:134.109(5/10安値)
下値3:134.000(大台)
下値4:133.885(5/5安値、ピボット1stサポート)
下値5:133.763(50日移動平均線)
133.692(週足・一目均衡表転換線、3/24~5/1の50%押し水準)
133.487(5/4安値、-1σ)
133.307(4/28安値、ピボット2ndサポート)
133.128(4/27安値)
133.014(4/26安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
132.885(100日/20週移動平均線)
132.736(3/24~5/1の61.8%押し、日足・一目均衡表先行スパン下限)
132.478(ピボットローブレイクアウト)
132.319(-2σ)
《11:00》
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