シード、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/05/08 16:00
 シード <7743> [東証P] が5月8日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の3.2億円の黒字→3.3億円の赤字(前の期は11.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.8億円の黒字→4.6億円の赤字(前年同期は8.7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期業績予想につきまして、個別においては、主力である国産の「ワンデーピュアシリーズ」を中心として、2022年7月から九州・四国・中国エリア(沖縄除く)にて販売を開始した1日使い捨て国産シリコーンハイドロゲルレンズ「シード1daySilfa(シルファ)」及び2022年8月に販売を開始したOEM供給の「シードAirGrade 1day UV W-Moisture(エアグレード ワンデー UV ダブルモイスチャー)」という異なる特性を持った2種類のシリコーンハイドロゲルレンズでワンデー市場での売り上げの伸長を図ってまいりました。また、広告宣伝費並びに販売促進費の効率的運用や輸送コストの見直しに努め販売費及び一般管理費の削減に繋がったことから、営業利益と経常利益について前回予想より上方修正をすることといたしました。一方で、連結においては、海外子会社を中心に不良在庫の整理を進めたことによる販売原価の上昇に伴い損益が悪化したこと、更に、子会社において無形資産・のれんの減損損失を特別損失として計上したこと等により、親会社株式に帰属する当期純利益について前回予想を下回る見込みとなったため下方修正をすることといたしました。2023年3月期の決算発表につきましては、当初の予定通り5月12日を予定しております。●特別損失の計上・子会社における無形資産・のれんの減損損失 424百万円 連結子会社であるイギリスのContact Lens Precision Laboratories Ltd.において、事業採算が継続的に悪化し資産の収益性の低下等による減損兆候が認められたことから当社が保有する無形資産・のれんについて「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損損失を計上いたしました。
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