大成温調、前期経常を一転17％増益に上方修正

　大成温調 <1904> [東証Ｓ] が5月8日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の16.5億円→19.9億円(前の期は17億円)に20.6％上方修正し、一転して17.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9億円→12.4億円(前年同期は20.5億円)に37.7％増額し、減益率が56.1％減→39.6％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　個別業績予想につきまして、売上高は、概ね前回の予想通りになる見込みであります。利益面につきましては、営業利益、経常利益は、概ね前回の予想通りになる見込みでありますが、当期純利益につきましては、インドの子会社の清算に伴い、当該子会社の減損済みの株式、および当該子会社に対する債権の償却（税務上）を行ったことから、税金負担が減少したこと等により、前回予想を上回る見込みであります。連結業績予想につきまして、売上高は、概ね前回の予想通りになる見込みであります。利益面につきましては、個別業績の要因に加え、ハワイの子会社、および中国の子会社において利益率が改善したこと等により、営業利益、経常利益、および親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも、前回予想を上回る見込みであります。