ジャムコ、前期経常を40％下方修正

　ジャムコ <7408> [東証Ｐ] が5月2日大引け後(17:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の18.6億円の黒字→11.2億円の黒字(前の期は35.1億円の赤字)に39.8％下方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の21.6億円の黒字→21.7億円の黒字(前の期は40.8億円の赤字)に0.5％上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の15億円の黒字→7.6億円の黒字(前年同期は28.2億円の赤字)に49.1％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、航空機内装品等製造関連や航空機シート等製造関連等において、一部プログラムの出荷が顧客の納期変更などにより翌期に繰り延べられたことなどから減少する見込みです。営業利益及び経常利益は、販売費および一般管理費は減少したものの、売上高の減少、一部調達品の価格上昇などによる影響を受け減少する見込みです。繰延税金資産の計上について今後の業績見通し等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産の計上により法人税等調整額（益）△1,186百万円を計上する見込みです。※ 上記の業績予想は、現時点における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、今後の様々な要因により、業績予想とは異なる結果となる可能性があります。