日本電解、前期最終を赤字拡大に下方修正

　日本電解 <5759> [東証Ｇ] が5月2日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の11億円の赤字→19億円の赤字(前の期は8.4億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.9億円の赤字→12.9億円の赤字(前年同期は4億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結売上高は、車載用電池及び回路基板分野における銅箔需要の回復遅れにより、前回予想を下回る見込となりました。また、営業利益以下の各段階利益は、電力単価上昇に対する価格反映の一部不調（前回予想以降の営業利益への追加的影響△約１億円）、米国新工場の検討過程で発生したコンサルタント報酬などが、新たに費用認識すべきと判断されたこと（同△約５億円）等より、予想数値を修正するものです。