◆ “ストップロス”炸裂 - “136円半ば”へ急伸
「日銀、金融緩和策修正」を期待する向きが、一体どれだけ存在したのか…?
注目の「日銀金融政策決定会合」では、“据え置き(現状維持)”が決定されました。
また「植田総裁の記者会見」では、『(インフレ2%が安定化するまで)イールドカーブコントロール(YCC)継続』と発言しました。
いずれもこれまで何度も聞かれた方向のままであり、いわゆる“想定通り(予想通り)”の結果といえます。
…にも関わらず、マーケットは“円売り”で反応しました。
特に“ストップロス”と見られる動きを絡めて、NYタイムにかけてドル円は“急伸(133.307円→136.563円)”しています。
冒頭で記したように、果たしてどれだけの向きが「日銀、金融緩和策修正」を期待していたか…?
NYタイム以降は“高止まり”に転じていますが、終値ベースで“3/10高値以来(136.985円)”の水準へと駆け上がった格好となります。
◆ “年初来高値”は意識されることになるが…?
“年初来高値(3/8日:137.907円)”までは“あと1.5円”といった水準ですので、当然“上値メド”として意識される展開は想定せざるを得ないところです。
一方で前記“3/10高値”には“200日移動平均線(本日は136.999円)”も重なっていますので、その手前に「もう一つ、大きな関門有」というのが実状でもあります。
こうした中、今週は「FOMC(2-3日)」「ECB理事会(4日)」「米雇用統計(5日)」という主要イベントを控えており、一方で「メーデー(主に欧州:1日)」「労働節(中国:1-3日)」「ゴールデンウィーク(日本:3-5日)」と休場が相次ぎます。
そうした中で“さらなる上値追い”となるには、やはり“新たな材料”が必要と見るのが妥当…?
意識としては“もう一段の上方向”に傾きやすい状況といえますが、「ここから先は容易ではない」と見ておきたいところです。
もっとも流動性が低下しやすい環境ですので、“仕掛け的な動き”には目配せをしながらになりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
140.000(大台)
139.890(22/11/30高値)
139.589(22/10/21~23/1/16の50%戻し、月足・一目均衡表転換線)
139.000(大台)
138.646(ピボット2ndレジスタンス)
138.180(22/12/15高値)
138.031(週足・一目均衡表基準線、大台)
上値5:137.907(3/8高値)
上値4:137.474(ピボット1stレジスタンス)
上値3:137.349(3/9高値)
上値2:136.985(3/10高値、200日移動平均線、大台)
上値1:136.563(4/28高値)
前営業日終値:136.301(50週移動平均線、+2σ)
下値1:136.000(大台)
下値2:135.837(4/28NYタイム安値)
下値3:135.725(4/26~4/28の23.6%押し)
下値4:135.521(4/28欧州タイム安値)
下値5:135.207(4/26~4/28の38.2%押し)
134.992(+1σ、大台)
134.888(日足・一目均衡表転換線)
134.789(4/26~4/28の50%押し)
134.370(4/26~4/28の61.8%押し)
134.289(4/5~4/28の38.2%押し、ピボット1stサポート)
134.000(大台)
133.919(3/24~4/28の38.2%押し、50日移動平均線)
133.774(週足・一目均衡表転換線)
133.694(20日移動平均線)
133.587(4/5~4/28の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
133.307(4/28安値)
133.128(4/27安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、3/24~4/28の50%押し)
133.014(4/26安値、大台)
132.885(4/5~4/28の61.8%押し、100日移動平均線)
《10:45》
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