バイタルＫＳ、前期経常を一転2％増益に上方修正

　バイタルケーエスケー・ホールディングス <3151> [東証Ｐ] が4月21日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の49億円→59.4億円(前の期は58.3億円)に21.2％上方修正し、一転して1.8％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の24.7億円→35.1億円(前年同期は34.7億円)に42.0％増額し、一転して1.1％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループ主力の医薬品卸売事業セグメントにおきましては、2022年11月8日に公表しました連結業績予想の想定よりも、新型コロナウイルス感染症関連の医療用医薬品や医療機器、臨床検査試薬等の販売が堅調に推移したため、販売面において業績予想を上回る見込となりました。　利益面におきましては、前述の売上増に加え、当社グループの一部の取引先において取立不能のおそれが生じたとして貸倒引当金を計上しておりましたが、当該債権の一部を回収できる見込みとなったため、貸倒引当金の戻し入れを行ったことにより、営業利益の予想を修正することといたしました。また、営業外収益に計上する投資事業組合運用益も予想を上回る見込みとなりました。　以上の理由によりまして、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも前回予想を上回る結果となりました。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、 様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。