◆ “円売り”を背景に… - “135円台”回復
「日銀緩和策継続」への思惑が台頭したことで、昨日は“円売り”がまず先行しました。
この影響からドル円は一時“135.119円”へと駆け上がりましたが、その後は「英利上げ長期化」への思惑を背景にした“ポンド買い”に押されました。
こうして“ドル売り”が相対的に目立つ格好となり、“134.285円”へと押し下げられる場面も見られています。
その後はやや値を戻したものの、“135円台”に再び乗せるには至らず、そのまま“134円後半”で横ばいとなって昨日の取引を終えています。
◆ 次なる材料待ちだが…?
昨日公表の「米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉」では、足元の米経済活動は“全般的に変化なし”とされており、目立った反応は見られませんでした。
一方で「5月0.25%利上げ」は“織り込み済(既定路線)”とされており、こちらも新たな材料としては取り上げづらくなっています。
このためファンダメンタルズ的な材料難が指摘される中、目先はテクニカル主導の展開が想定されるところです。
そして「135円台ワンタッチ」という状況は、達成感を含めて“上値の重さ”が意識されやすい状況といえます。
一方で昨日の上昇にて、“日足・一目均衡表先行スパン上限(本日は134.455円)”からは顔を覗かせた格好でもあります。
つまりこのまま明確に上抜けるのか?それとも押し戻されるのか?という点に、目先は注目が集まりやすい…。
◆ イベント目白押しの状況下、何が取り上げられるか…?
本日は各種の米経済指標に加えて、ウォラーFRB理事/メスター・クリーブランド連銀総裁/ボスティック・アトランタ連銀総裁/ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁と、FRBの要人発言が目白押しの一日となります。
「日米金利格差」を中心としながら、昨日の動きがどこまで強まるか?(あるいは弱まるか?)に主眼を置いて、ことの成り行きを見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
137.349(3/9高値)
137.104(200日移動平均線)
136.985(3/10高値、大台)
136.388(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:136.014(50週移動平均線、大台)
上値4:135.753(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:135.217(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:135.119(4/19高値)
上値1:135.000(大台)
前営業日終値:134.692
下値1:134.336(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:134.058(ピボット1stサポート)
下値3:133.954(4/19安値、+1σ、4/13~4/19の38.2%押し、大台)
下値4:133.864(4/18安値)
下値5:133.774(週足・一目均衡表転換線)
133.697(4/17安値、50日移動平均線)
133.572(4/13~4/19の50%押し)
133.473(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
133.397(4/5~4/19の38.2%押し)
133.207(4/13~4/19の61.8%押し)
133.017(100日移動平均線、大台)
132.865(4/5~4/19の50%押し、20週移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
132.782(20日移動平均線)
132.567(日足・一目均衡表先行スパン下限)
132.333(4/5~4/19の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線)
132.240(週足・一目均衡表先行スパン下限)
《9:45》
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