オンコリスが上値追い鮮明、治療用ウイルス製剤の臨床結果が国際科学雑誌に掲載

　オンコリスバイオファーマ<4588.T>が上値追い態勢を強め、一時５．３％高の６７７円まで駆け上がった。腫瘍溶解ウイルスを活用したがん治療薬を主力展開するバイオベンチャーで、マーケットでも注目度が高い。株価は３月末を境に一貫した戻り足を形成している。そうしたなか、１７日取引終了後には治療用ウイルス製剤テロメライシン（ＯＢＰ―３０１）の肝細胞がんフェーズ１臨床試験の結果が国際科学雑誌「Ｍｏｌｅｃｕｌａｒ　Ｔｈｅｒａｐｙ」に掲載されたことを発表、同分野における同社の存在感が改めて高まり、足もとの株価を強く刺激している。

出所：MINKABU PRESS