◆ “巻き戻し”先行… - “131円後半”へ
週明けの昨日は“巻き戻し”が目立ちました。
『一段の銀行支援を米当局検討(26日)』との報道に続き、昨日は『米地銀ファースト・シチズンズ、シリコンバレー銀行買収で合意』と報じられたからです。
このため「金融システムへの懸念」は緩み、リスク回避時に発生したフローは“巻き戻し”が先行しました。
米10年債利回りは“急上昇(→3.54%)”、急落のキッカケとなったドイツ銀行株も“反発”を見せる中、一時は“130円割れ(24日安値:129.641円)”へと押し下げられていたドル円は“131.758円”まで反発しています。
◆ ただここから先は…?
もっとも昨日も記したように、「金融システムへの懸念」はすぐに払拭される類のリスクではありません。
このため折に触れて“蒸し返される”という可能性は高く、本稿執筆時にはすでに“130円台”へ押し戻されているという事実もあります。
つまり“方向感定まらず”は継続する可能性が高く、それでいて“上値は重いが、下値も堅い”となれば、“上を下へと揺れ動く”と見るのが妥当ということに…?
◆ オーダー状況も“ガチガチ”…!?
“132円”付近には「実需/利益確定売り」が待ち構えていると聞き及びますので、拙速的な上値追いは慎重になりがちです。
一方で“131円割れ”からも「実需/押し目買い」のオーダーがズラッと並んでいるとも聞き及びますので、下値追いに関しても限定されやすいと見られます。
“(下値は)自ずと限界有”との見方は堅持しつつも、ここから先は“上値の重さ”も意識せざるを得ないといえそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
133.718(3/17高値)
133.423(20週移動平均線)
133.291(ピボットハイブレイクアウト)
132.997(3/22高値、週足・一目均衡表転換線、大台)
132.799(3/8~3/24の38.2%戻し)
上値5:132.703(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
上値4:132.524(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:132.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:131.803(日足・一目均衡表先行スパン下限、-1σ)
上値1:131.758(3/27高値、日足・一目均衡表転換線、3/22~3/24の61.8%戻し水準)
前営業日終値:131.567
下値1:131.258(3/24~3/27の23.6%押し)
下値2:130.949(3/24~3/27の38.2%押し、大台)
下値3:130.801(ピボット1stサポート)
下値4:130.700(3/24~3/27の50%押し)
下値5:130.513(3/27安値)
130.450(3/24~3/27の61.8%押し)
130.000(大台、ピボット2ndサポート)
129.641(3/24安値)
129.556(ピボットローブレイクアウト)
129.333(-2σ)
129.039(週足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
《10:40》
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