ＳＤエンター、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配継続

　ＳＤエンターテイメント <4650> [東証Ｓ] が3月24日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の4000万円の黒字→1億6500万円の赤字(前期は6400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の2億6000万円→5500万円(前年同期は3億4500万円)に78.8％減額し、減益率が24.6％減→84.1％減に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループは、新型コロナウイルス感染症に伴う影響の最小化に向け、事業収益力の回復および安定的な財務基盤の強化を図るため前期に「有利子負債の大幅削減」、「事業の選択と集中」、「不採算店舗の整理」を柱とする構造改革を実施しました。　当期においては構造改革の第２フェーズとして、主力であるウェルネス事業の成長戦略に取り組んでおり、保育事業は好調に推移しているものの、その他の事業においては、急激な物価上昇、原材料や光熱費の高騰などにより、業績に大きな影響を受けております。また、2022年11月10日発表の「2023年３月期第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結）」に記載のとおり、転貸物件「ディノス旭川(北海道旭川市)」の賃貸借契約の解約による賃借料及び原状回復費用等（152百万円）を特別損失に計上したことにより業績予想を下回る見込みとなりましたので、2022年５月12日公表いたしました2023年３月期の通期連結業績予想を修正することといたしました。　なお、上記の業績予想の修正は現時点において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる結果になる可能性があります。開示すべき重大な事項が発生した場合には、速やかに業績への影響をお知らせいたします。