◆ 「金利/リスク」の双方から… - “ドル売り・円買い”継続
“ハト派寄り”と捉えられた前日のFOMCをキッカケにした思惑は、昨日も引きずりました。
一方で『全面的な預金保護について否定的』とされたイエレン財務長官発言も、同じく「金融システムへの信用不安」としてぶり返させています。
こうして「金利/リスク」の双方から“ドル売り(円買い)”が囃される格好となっており、ドル円は“130.311円”へとさらに下値を拡大しています。
◆ ただ「利益確定&実需」も随所に…
もっとも“130円”付近には、「利益確定&実需」に絡む“ドル買い”が随所に散見されています。
このため“下値トライ”には慎重さも見られており、一気に“130円割れ”といった事態は避けられているのが実状といえます。
◆ 「仕掛け的な動き」には警戒が必要だが…?
NYダウはやや持ち直したものの、“株安→リスク回避→円買い”の流れは変わっておりません。
このためもうしばらくは“下値追い(ドル売り+円買い)”への意識を高めておかざるを得ませんが、それでも“ハト派/タカ派が混在”という中で“ハト派”のみを囃す現在の動きは“過熱気味”といわざるを得ません。
特に本日は“週末”に当たりますので、“ポジション調整(利益確定の買い戻し)”も入りやすいと見られます。
仕掛け的な動きを背景にして“もう一段の下値追い”が発生したとしても、引き続き“(下値は)自ずと限界有”との見方は堅持したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
133.822(3/16高値、20週移動平均線)
133.718(3/17高値、日足・一目均衡表転換線)
133.213(3/8~3/23の38.2%戻し)
132.997(3/22高値、週足・一目均衡表転換線、大台、ピボットハイブレイクアウト)
132.703(日足・一目均衡表先行スパン上限)
132.612(50日移動平均線)
132.288(ピボット2ndレジスタンス)
132.120(-1σ)
上値5:131.971(3/22~3/23の61.8%戻し、大台)
上値4:131.803(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値3:131.648(3/23高値、3/22~3/23の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:131.337(3/22~3/23の38.2%戻し)
上値1:131.000(大台)
前営業日終値:130.895
下値1:130.548(3/23安値以降の上昇に対する61.8%押し)
下値2:130.311(3/23安値、ピボット1stサポート)
下値3:130.000(大台)
下値4:129.809(2/10安値、-2σ)
下値5:129.747(1/16~3/8の76.4%押し)
129.614(ピボット2ndサポート)
129.000(大台)
128.918(ピボットローブレイクアウト)
128.334(2/3安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
128.180(月足・一目均衡表基準線)
128.083(2/2安値)
《10:40》
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