◆ 根強く残存しているが… - “リスク回避姿勢”
「欧州への飛び火」は、根強く残存しました。
そうした中で発表された「欧0.50%利上げ継続」との報は、『さらなる“信用不安”をもたらす』との思惑へとつながりました。
こうして発表直後には“リスク回避→円買い”が優勢となり、NYタイム序盤にかけてドル円は“131.721円”へと売り込まれる場面を見せました。
ただ『(欧0.50%利上げできるほど)足元の信用リスクは強くはない』との思惑も、その後は徐々に台頭しました。
このためそこからは“巻き戻し”が顕著となり、“133.822円”へと値を戻す「往って来い」を演じて、昨日の取引を終えています。
◆ やはり“矢継ぎ早”の情勢での深化は難しい…?
筆者が想定した以上に“突っ込んだ”昨日でしたが、その後は想定通りに“下値の堅さ”を見せつけたドル円…。
『スイス中銀、最大500億スイスフランの資金供給』に続いて、『米ファースト・リパブリック銀行へ計300億ドルの支援決定』と報じられるなど、世界中の金融当局による“矢継ぎ早”な対応は続いています。
このためそう簡単に払拭される類ではないのが“リスク回避姿勢”ではありますが、やはり“往き過ぎ”との思惑はついて回ると見るのが自然…?
「リスク/金利の綱引き」は続きそうな情勢ではありますが、前者には“巻き戻し(円売り)”が、そして後者には「米0.25%利上げ」を再度織り込む中で“ドル買い”が顔を覗かせています。
もちろん思惑が錯綜していますので、“一方向への動意”は期待薄と見るべきですが、やはり上下に振れる乱高下の中で“下値が堅い”が先行する展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
137.494(200日移動平均線)
137.349(3/9高値)
136.985(3/10高値、大台)
136.549(+1σ、ピボットハイブレイクアウト)
136.000(大台)
135.867(週足・一目均衡表先行スパン上限)
135.726(20週移動平均線)
135.544(3/8~3/16の61.8%戻し、50週移動平均線)
135.307(100日/20日移動平均線)
135.198(ピボット2ndレジスタンス)
135.102(3/15高値)
135.000(大台)
上値5:134.814(3/8~3/16の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:134.473(ピボット1stレジスタンス)
上値3:134.084(3/8~3/16の38.2%戻し)
上値2:133.965(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台、-1σ)
上値1:133.822(3/16高値、日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:133.748
下値1:133.326(3/16安値後の23.6%押し)
下値2:133.019(3/16安値後の38.2%押し、大台)
下値3:132.772(3/16安値後の50%押し)
下値4:132.682(-2σ)
下値5:132.588(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、3/16安値後の61.8%押し)
132.372(ピボット1stサポート)
132.217(3/16安値後の76.4%押し)
132.000(大台)
131.721(3/16安値)
131.506(2/14安値)
131.132(2/13安値)
131.000(大台、ピボット2ndサポート)
130.703(日足・一目均衡表先行スパン下限)
130.271(ピボットローブレイクアウト)
130.000(大台)
《10:55》
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