永大化工、今期経常を赤字拡大に下方修正、配当も17.5円減額

　永大化工 <7877> [東証Ｓ] が3月10日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の1億5000万円の赤字→2億2000万円の赤字(前期は1億8500万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の9400万円の赤字→1億6400万円の赤字(前年同期はトントン)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の67.5円→50円(前期は67.5円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　損益面につきましては、原材料価格や物流費の高止まり等の影響に伴うコスト増を受け、販売価格への転嫁を進め利益率の改善に努めてまいりましたが、円安が常態化し輸入調達価格の上昇圧力は収まらず、営業利益および経常利益は前回予想を下回る見込みであります。　加えて、上記のとおり特別損失を計上することとなったことから、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、前回予想を下回る見込みであります。※本資料に記載されている業績予想は、現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後様々な要因により大きく異なる可能性があります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つとして位置づけており、安定的な配当の継続ならびに適正な利益を還元することを基本方針としております。　本日公表の「特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、想定以上に業績が悪化し、2023年３月期の期末配当予想につきましては、誠に遺憾ながら前回予想の１株当たり67円50銭から50円00銭に修正させていただきます。　株主の皆様におかれましては、何卒ご理解の上、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。