◆ さらに加速… - “137円”到達
「米利上げ長期化」への思惑が緩むことはなく、逆にさらに強まりました。
“2週連続減少”を示した「新規失業保険申請件数(19.0万件)」が主な要因ですが、この影響から米10年債利回りは“4.09%”へとさらに上昇しています。
このため“ドル買い”にも拍車がかかり、NYタイム序盤には“昨年11月10日以来の水準(137.089円)”へと駆け上がりました。
その後は『当面は0.25%利上げを支持』とのボスティック・アトランタ連銀総裁発言を背景に押し戻されましたが、それでも“下値の堅さ”を引きずったままで昨日の取引を終えています。
◆ ただ一つは超えても、もう一つが…? - テクニカルの節目
こうして期待した“上値模索”は示現した格好であり、節目の一つ“100日移動平均線(昨日は136.765円)”も突破しています。
それでももう一つの節目“200日移動平均線(同137.273円)”には届いていないだけに、まだ“完全に上放れ”といい切れないというのが実状…?
そうした状況下、本日は「ISM非製造業景況指数(予想は54.5へ緩やかに低下)」も予定されていますので、発表まで“様子見ムード”も漂いやすい…?
「分水嶺を巡る攻防戦」は続いており、その“見極め”が本日テーマの中心になると見られますが、ただし“週末要因(利益確定売り)”の懸念はついて回ります。
あくまで“結果次第”ということになりますが、来週に“持ち越し”と考えるのが妥当なところかもしれませんね。
もちろん予断を持つことなく、“神経質な揺れ動き”を想定し続けておく必要はありますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
139.000(大台)
138.318(ピボットハイブレイクアウト)
138.180(22/12/15高値)
138.006(+2σ、大台)
上値5:137.794(22/12/16高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:137.468(22/12/20高値)
上値3:137.324(200日移動平均線)
上値2:137.226(ピボット1stレジスタンス)
上値1:137.089(3/2高値、大台)
前営業日終値:136.749(100日移動平均線)
下値1:136.385(3/1~3/2の38.2%押し)
下値2:136.168(3/1~3/2の50%押し、ピボット1stサポート)
下値3:135.997(3/2安値、+1σ、20週移動平均線、2/24~3/2の38.2%押し、3/1~3/2の61.8%押し、大台)
下値4:135.568(2/24~3/2の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:135.246(3/1安値、2/24~3/2の61.8%押し)
135.097(50週移動平均線)
135.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
134.720(日足・一目均衡表先行スパン上限)
134.411(週足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:35》
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