◆ “ドル買い”+“円売り”… - “136円半ば”へ上昇
注目の「PCEコア・デフレータ」が“上振れた(前月・予想を上回る+4.7%)”こともあり、「米利上げ長期化」への思惑はさらに深化しています。
一方でもう一つの注目である「植田新総裁候補の所信聴取」では、金融政策変更を匂わす発言は“皆無”でした。
こうして“ドル買い”に加えて“円買い圧力後退(円売り)”となったことで、ドル円は上方向へと放れました。
心理的は節目である“135円ライン”を明確に上回ると、NYタイム終盤には“136.514円”へと駆け上がるに至っています。
◆ テクニカル的には“さらなる上値追い”への期待が…?
上方向への障害として立ちはだかっているのが、“22/10/21~23/1/16の38.2%戻し(136.671円)”、そして“日足・一目均衡表の雲上限(先週末は136.904円)”と見られます。
しかし前者は“ほぼ達成”という状況下、本日より後者は“急低下(本日は134.853円)”というのが実状になります。
つまりファンダメンタルズ的にさらに深化することがなくとも、テクニカル的には“雲からの上抜け”はほぼ確定的…?
◆ ただし“利益確定売り”には要注意…!?
もちろん今月に入ってからの上昇幅は“8円超”に達していますので、いつ“ポジション調整(利益確定売り)”が入らないとも限りません。
このため過度な上値期待は禁物といった点には注意が必要ですが、それでも“仕掛け的な動き”が入りやすくなっているという事実があります。
先週末記した“そろそろ”という認識が、現実のものになってきていると考えるべきかもしれませんね。
ただしあくまでも“過度な上値期待”ではなく、“適度な上値期待”の範囲内においてになりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
139.589(22/10/21~23/1/16の50%戻し、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
139.000(大台)
138.180(22/12/15高値、ピボット2ndレジスタンス)
138.000(大台)
137.794(22/12/16高値)
137.468(22/12/20高値)
上値5:137.304(ピボット1stレジスタンス)
上値4:137.203(+2σ)
上値3:137.136(200日/100日移動平均線)
上値2:137.000(大台)
上値1:136.671(22/10/21~23/1/16の38.2%戻し)
前営業日終値:136.466
下値1:136.025(20週移動平均線、大台)
下値2:135.572(2/24安値後の38.2%押し)
下値3:135.281(2/24安値後の50%押し)
下値4:134.989(2/24安値後の61.8%押し、+1σ、大台)
下値5:134.853(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
134.698(50週移動平均線)
134.047(2/24安値、大台)
133.915(2/17-20安値、2/10~2/24の38.2%押し)
133.617(2/16安値)
133.430(日足・一目均衡表転換線)
133.162(2/10~2/24の50%押し、ピボット2ndサポート)
《10:50》
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