高砂熱、今期経常を一転2%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2023/02/10 15:00
 高砂熱学工業 <1969> [東証P] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.2%増の97.8億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の145億円→160億円(前期は156億円)に10.3%上方修正し、一転して2.3%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の121億円→136億円(前年同期は125億円)に12.3%増額し、一転して8.5%増益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比38.6%増の74.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.8%→7.9%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  主として個別において、半導体等の大型工場をはじめとする豊富な繰越工事が計画以上に進捗していることに加え、海外子会社においては、新型コロナウイルス感染症による各種制限の緩和が進み、設備投資が回復基調にあります。これらを受け、連結業績・個別業績ともに売上高および各段階利益が、前回発表予想を上回る見込みです。 また、受注高予想につきましても、大都市圏の再開発プロジェクトや半導体関連を中心とする製造業での建設需要が堅調に継続しており、前回発表予想を上回る見込みとなります。(参考) 2023 年3 月期通期 受注高予想の修正(2022 年4 月1 日~2023 年3 月31 日) 連結受注高について  ・当初発表予想(A)(2022 年5 月13 日発表)  280,000百万円  ・前回発表予想(B)(2022 年11 月11 日発表) 345,000百万円  ・今回修正予想(C)(2023 年2 月10 日発表) 365,000百万円  ・前回発表予想比増減額(C-B) (増減率)   20,000百万円 (5.8%)  ・当初発表予想比増減額(C-A) (増減率)   85,000百万円 (30.4%) (ご参考)前期実績 2022 年3 月期 340,184百万円 個別受注高について  ・当初発表予想(A)(2022 年5 月13 日発表)  200,000百万円  ・前回発表予想(B)(2022 年11 月11 日発表) -  ・今回修正予想(C)(2023 年2 月10 日発表) 260,000百万円  ・前回発表予想比増減額(C-B) (増減率)   -  ・当初発表予想比増減額(C-A) (増減率)   60,000百万円 (30.0%) (ご参考)前期実績 2022 年3 月期 241,917百万円(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。                                                            
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
6,436.0
(12/20)
+116.0
(+1.83%)