ソトー、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/02/08 14:50
 ソトー <3571> [東証S] が2月8日後場(14:50)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は1億3600万円の赤字(前年同期は1億2800万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の1億2000万円の黒字→3億3000万円の赤字(前期は4億2800万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1200万円の黒字→2億3800万円の赤字(前年同期は4億3200万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は4400万円の赤字(前年同期は1億3200万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-10.0%→-8.5%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2023 年3月期通期連結業績予想数値につきまして、下記の理由により前回発表予想を下回る見通しであります。1. 予想を上回る燃料費、原材料費等の高騰染色加工事業におきまして、原油等の資源高及び円安に伴う燃料、原材料をはじめとする全ての生産コストが想定をはるかに上回る大幅な上昇を続けております。当社といたしましては、省エネ及びロス低減活動を進めるとともに、お客様に対して加工料金の是正を引き続きお願いしているところではありますが、コストアップとそのスピードに追い付いていない状況であります。2. 工場移設に伴う生産コスト等の増加当社は2021 年5月より一宮事業部の工場移設を開始し、予定通り2022 年12 月を以って完了いたしましたが、工場移設と生産活動を並行して行ったことによる生産コスト及び工場の修繕費等が当初の見込みより増加いたしました。また、第2四半期連結累計期間において、工場移設に伴って資産除去債務についての会計上の見積りの変更を行ったことによる営業費用の増加が染色加工事業の業績に影響しております。さらに上記の影響に加えて、第4四半期に当社工場移設後の土地の有効活用に向けて建物解体費用及び土壌改良費用等を見込むことより、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を下回る見通しであります。(注)上記の業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。以 上
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