中部鋼鈑、今期経常を22%上方修正、配当も25円増額

配信元:株探
投稿:2023/02/01 15:40
 中部鋼鈑 <5461> [東証P] が2月1日大引け後(15:40)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の92.5億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の94億円→115億円(前期は55.2億円)に22.3%上方修正し、増益率が70.1%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の37.7億円→58.7億円(前年同期は47.3億円)に55.7%増額し、一転して23.9%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→95円(前期は43円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比61.8%増の36.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の12.3%→19.1%に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期の業績予想につきましては、鉄鋼関連事業の主原料である鉄スクラップ価格が前回発表以降も想定を下回って推移し   ており、利益は前回発表予想を上回る見通しであります。一方売上高は、需要先の在庫調整などにより販売数量の減少が見込まれるため、前回発表予想を下回る見通しであります。以上のことから、2022年9月22日公表の2023年3月期業績予想を上記のとおり修正いたします。

 当社は、利益配分につきまして、安定的な配当に意を払いつつ、業績に見合った弾力的な配当を実施していくことを基本方針としております。2023年3月期の期末配当につきましては、2023年3月期の業績予想等を総合的に勘案した結果、1株当たり65円の普通配当といたします。加えて、当社は2022年12月28日に東京証券取引所プライム市場に上場いたしましたので1株当たり10円の記念配当を実施することといたしました。これにより年間配当金は、中間配当金20円と合わせて1株当たり95円となる予定であります。
配信元: 株探

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