JVCケンウ、今期最終を5%上方修正、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2023/02/01 15:15
 JVCケンウッド <6632> [東証P] が2月1日大引け後(15:15)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比31倍の155億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の152億円→160億円(前期は58.7億円)に5.3%上方修正し、増益率が2.6倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の115億円→123億円(前年同期は61.2億円)に6.9%増額し、増益率が88.0%増→2.0倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の7円→12円(前期は6円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比16倍の118億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.2%→15.4%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第3四半期連結累計期間は、パブリックサービス分野の無線システム事業が、全世界的な危機管理への機運の高まりによって需要が拡大していることに加え、米国において多額の政府予算を背景に公共安全市場の需要が堅調であること、さらに高機能を有する新製品トライバンド対応無線機の導入により受注獲得が進んでいることなどによって好調に推移し、前回発表時の想定を大きく上回りました。  第4四半期連結会計期間についても、無線システム事業において引き続き堅調な市況を背景に、大型案件の受注効果が発現することなどから、上記のとおり2023年3月期 通期連結業績予想を修正いたします。  なお、今回修正予想のコア営業利益以下の段階損益は、2008年の経営統合以降における最高益となります。
配信元: 株探

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