スクロール、今期経常を22％上方修正、配当も8.5円増額

　スクロール <8005> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比20.3％減の51.8億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の45億円→55億円(前期は70.9億円)に22.2％上方修正し、減益率が36.6％減→22.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.2億円→21.2億円(前年同期は23.8億円)に88.7％増額し、減益率が52.8％減→10.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の35.5円→44円(前期は64.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比0.7％増の18.1億円となったが、売上営業利益率は前年同期の8.7％→8.3％に悪化した。

株探ニュース