三機工業 Research Memo(2):建築設備事業、プラント設備事業の総合エンジニアリング会社

配信元:フィスコ
投稿:2022/12/26 14:32
■会社概要

1. 会社概要
三機工業<1961>は1925年に旧三井物産(株)の機械部を母体として設立された設備会社である。最初の大型工事である東洋レーヨン(株)(現 東レ<3402>)の滋賀工場と青森製氷(株)の冷蔵倉庫から始まり、当初は暖房、衛生、建材などを扱っていた。その後、電気設備にも進出し、建築設備の企画・設計・施工まで一貫した業務を主として事業展開している。

戦後は建設需要の高まりにより業績を伸ばし、1958年には資本金が10億円を超えた。その後は1964年東京オリンピック関連のプロジェクトにも参画し、日本経済の成長とともに同社も業績を伸ばした。事業分野も空調、衛生、電気などの建築設備事業から、搬送機器、搬送システム、水処理、廃棄物処理等へ拡大し、現在では国内トップクラスの総合建築設備会社となっている。株式については1950年に(株)東京証券取引所(以下、「東証」)に上場し、現在は東証プライム市場に上場している。

2. 沿革
同社は、2016年3月期に創立90周年を迎え、2025年の創立100周年に向けた長期ビジョン“Century 2025”を発表した。第1ステップであるPhase1は2019年3月期に完了し、期初の目標は達成した。2020年4月からはPhase2を遂行し、2022年3月期でおおむね目標は達成した。2023年3月期より“Century 2025”の最後の段階であるPhase3に入った。2025年に100周年を迎える同社の今後の動向が注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

<SI>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
3,080.0
(13:56)
-165.0
(-5.08%)
3402
992.2
(13:58)
-6.0
(-0.60%)