◆ “揺れ動き”はすれども… - 概ね“139円台”
『ロシアのミサイル、ポーランドに着弾』との報を背景に台頭した“リスク回避姿勢”は、早々に緩みました。
『着弾したのはウクライナの迎撃ミサイル』との続報にて、「NATO-ロシアの緊迫化」との思惑が後退したからです。
一方で昨日発表の「米経済指標」は概ね“好内容”となったことで、米10年債利回りは“低下(→3.66%)”しました。
しかし「金利選好姿勢」は緩んでいることから、“ドル売り”が加速することはありませんでした。
こうしてドル円は“上を下へ”と振れたものの、“方向感定まらず”を脱却するには至っておらず、“139円台”を中心とした揺れ動きを続けています。
◆ “ドル売り”は促されやすいが…?
こうして「米利上げペース鈍化」への思惑は根強いものの、前記「金利選好姿勢」の緩みもあり、“方向感定まらず”は何ら変わっていないという現実があります。
ただ今朝方発表された「本邦貿易収支」が“悪化(→2兆2992億円)”したことで、金利面ではない“円売り”が促されてもおかしくないところです。
さらに本日は、FRB内で“最もタカ派”とされる「ブラード・セントルイス連銀総裁講演」が予定されています。
「米利上げペース鈍化」との思惑を背景にした“ドル売り(戻し)”は先行しやすいと見られますが、引き続き“下値は堅い(浅い)”との認識を持ちながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
141.891(ピボットハイブレイクアウト)
141.491(-1σ)
141.148(11/9~11/15の38.2%戻し)
141.088(ピボット2ndレジスタンス)
141.000(大台)
140.918(100日移動平均線)
上値5:140.741(20週移動平均線)
上値4:140.610(11/15高値)
上値3:140.285(11/16高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:140.021(11/16高値後の戻り高値、大台)
上値1:139.710(11/16NYタイム高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:139.572
下値1:139.154(週足・一目均衡表基準線)
下値2:139.046(11/16安値後の押し目、大台)
下値3:138.724(11/16安値、ピボット1stサポート)
下値4:138.000(大台、ピボット2ndサポート)
下値5:137.661(11/15安値、-2σ)
137.530(8/29安値)
137.208(ピボットローブレイクアウト)
137.000(大台)
136.171(8/24安値、8/26安値)
《10:35》
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