リケンテクノス 環境対応型のACS樹脂を新たに開発

配信元:PR TIMES
投稿:2022/11/16 13:47
錫フリー化でグリーン調達のニーズに対応

リケンテクノス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:常盤 和明)は、このたび硬質で高耐候性と難燃性を有するACS樹脂の錫フリー化を実現し、環境対応型グレードを新たにラインナップに加えました。




当社グループは、産業・インフラ分野において、発電・送電設備に付随した製品の材料供給を担っています。
ACS樹脂は、ABS樹脂に類したアクリル系(A)、塩素系(C)、スチレン系(S)ポリマーを主成分とした、成形性に優れる材料です。また、一般的な硬質系難燃樹脂は耐候劣化が著しいことが知られていますが、ACS樹脂は難燃樹脂の中でも優れた耐候性を有しており、白系色調でも使用できるほか、電気特性も優れています。難燃かつ高耐候な硬質樹脂であることから、住宅や工業用メーター取り付け盤、スマートメーター筐体、火災報知機など多くの実績を積み上げてきました。

優れた特性を持つACS樹脂ですが、一方で添加剤の一部に有機錫化合物を使用しています。有機錫化合物を含んだプラスチック製品においては世界各国で様々な法規制の対象となっており、ACS樹脂は各社のグリーン調達基準に適合しないことがありました。
そのような背景から、当社ではACS樹脂の優れた性能は保持したまま錫フリー化を実現し、環境対応型ACS樹脂を開発しました。今後は電材業界をはじめ、幅広い業界への展開を視野に入れたサンプルワークを進めていきます。

リケンテクノスグループは、お客様のニーズに対応した製品開発を迅速に進め、企業と社会、ステークホルダーの皆様に新たな価値と喜びを提供し続けてまいります。


当社製品情報はこちらから
https://www.rikentechnos.co.jp/
配信元: PR TIMES

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
968.0
(04/26)
-5.0
(-0.51%)