◆ 前日とは一転も、最終的には往って来い… - 一時“147円割れ”
FOMCを控えた揺れ動きは、昨日も続きました。
ただ前日とは一転、昨日はドル円が急落する場面が見られました。
FOMCを控えた“ポジション調整”にて押し戻された面もありますが、「米10年債利回りの低下」が大きく影響したと見られるところです。
次回(11月)の「0.75%利上げ」については、ほぼ確実視という状況は大きな変化は見られておりません。
ただ12月に関しては“割れている(0.75% or 0.5%)”のが実状であり、そして昨日は“後者(0.5%利上げ)”が勢いを増す場面が見られました。
このため「米利上げペース鈍化」への思惑が再燃する格好となり、米10年債利回りが“3.92%”へと急低下する中で、ドル円は“146.991円”へと駆け降りていきました。
もっとも「強めの米経済指標(ISM製造業景況指数は50を維持/求人件数は予想を上回る1071.7万件)」もあり、その後は利回りは“急上昇(→4.07%)”へと転じています。
このためドル円も“148円台”へと急速に押し戻される“乱高下(往って来い)”を見せて、昨日の取引を終えています。
◆ いよいよ「FOMC]本番…!
こうした中で本日は、いよいよ「FOMC(25:00《日本時間3日3:00》)」が行われます。
「0.75%利上げ」はほぼ確実視されていますので、ポイントとなるのはやはり「次回以降の利上げペース」と見られるところです。
前記「ISM製造業景況指数」は“節目維持(50.2)”といったものの、「積極的な利上げ」を行うのは心もとないというのが実状といえます。
一方で「求人件数」に関しては、インフレ高騰の一因である「労働ひっ迫(人手不足)」を意識させるには十分な内容であるだけに、この相反する思惑に挟まれた中で行われるFOMCということになります。
パウエルFRB議長は果たして、従来通りの“タカ派姿勢”を貫くことができるのか…?
それでも明日は「東京市場休場(文化の日)」ですので、“流動性低下”は必至と見られます。
こうした中で仮に“ドル買い”が進行したとしても、「ドル売り介入」を警戒しながらになるのは否めない…?
個人的には“緩む(ややハト派寄り)”を想定していますが、いずれにしても決め打ちすることなく、臨機応変に対応したいところですね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
151.952(10/21高値、大台)
151.000(大台)
150.863(ピボットハイブレイクアウト)
150.703(+2σ)
150.000(大台)
149.838(ピボット2ndレジスタンス)
149.701(10/24高値)
上値5:149.082(10/25高値)
上値4:149.130(+1σ)
上値3:149.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:148.836(10/31-11/1高値)
上値1:148.534(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:148.244
下値1:148.000(大台)
下値2:147.838(11/1安値後の38.2%押し)
下値3:147.678(11/1安値後の50%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値4:147.514(11/1安値後の61.8%押し)
下値5:147.219(ピボット1stサポート)
146.991(11/1安値、10/27~10/31の50%押し水準、大台)
146.544(10/27~10/31の61.8%押し)
146.194(ピボット2ndサポート)
146.030(週足・一目均衡表転換線、大台)
145.964(10/28安値)
145.571(-1σ)
145.397(ピボットローブレイクアウト)
145.116(10/27安値)
145.000(大台)
144.482(10/7安値)
《10:30》
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