JCRファは一時8%高、4~9月期は大幅な最終減益も悪材料出尽くしとの受け止め

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/10/27 10:10
 JCRファーマ<4552.T>は続伸。上昇率は一時8%を超えた。26日の取引終了後に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、最終利益が前年同期比89.6%減の9億6200万円だった。薬価改定や、アストラゼネカの新型コロナウイルス向けワクチン原液の国内製造の受託が終了したことなどが響き、大幅な最終減益となった。一方、通期の業績予想は据え置いた。決算発表にかけて同社株は下落基調にあったが、いったん悪材料出尽くしと受け止めた投資家の買いが入ったようだ。

 あわせて同社は3月に取得した神戸市サイエンスパーク内の土地に新製剤工場を建設することを決めたと発表。隣接する竣工予定の新原薬工場と連携しバイオ医薬品を生産する。2025年4月に完成予定で総工費は約200億円の計画。9月30日付で採択された経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」における補助金を活用する。

出所:MINKABU PRESS
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