島精機、上期最終を一転赤字に下方修正、通期も減額

配信元:株探
投稿:2022/10/25 16:00
 島精機製作所 <6222> [東証P] が10月25日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益を従来予想の1億円の黒字→5.1億円の赤字(前年同期は10.6億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 上期業績の悪化に伴い、通期の連結最終損益も従来予想の12億円の黒字→8億円の黒字(前期は35.8億円の赤字)に33.3%下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第2四半期累計期間は、欧州市場において経済活動の再開にともない設備投資需要が増加し、またバングラデシュ等においては大手アパレルからの受注が回復傾向となり、コンピュータ横編機の受注が拡大しました。一方、主要マーケットの一つである中国市場においては、上海市のロックダウンなどゼロコロナ政策にともない企業活動や生産設備投資が停滞し、ホールガーメント横編機を中心に販売が低調となりました。さらに世界的なサプライチェーンの混乱や原材料調達難の影響により、一部生産活動に支障が生じ納期が確定できないなど、全体の売上高は当初の想定を下回る見込みとなりました。また売上高の低下に加えて、コロナ禍を背景とした部品や原材料価格の高騰、さらに世界的な海運輸送コスト高の影響などにより、各利益段階とも期初予想を下回る状況が見込まれることから第2四半期業績予想値(連結・個別)を修正いたします。なお、世界的な半導体その他原材料の供給不足の解消については、第4四半期以降には改善に向かい販売活動に寄与すると見込んでおります。また、欧州市場を中心に設備投資の需要は堅調に推移しており、さらに中国市場においては、政府支援の効果等により個人消費や生産活動が徐々に回復すると見込まれ、下半期においては海外子会社の業績改善を中心に当初計画を上回る状況が想定されます。以上のことより、通期連結業績においては、期初予想に近い黒字を確保できる見通しですが、売上原価へのコスト高の影響が大きい通期個別業績においては、期初予想を下回る見込みです。下半期における想定為替レートは1ドル135円、1ユーロ135円としております。(注)上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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