◆ さらに上伸 - “148円後半”
米小売売上高は“予想を下回った(±0.0%)”ものの、ミシガン大消費者態度指数は“4ヶ月連続の上昇(+1.2の59.8)”となりました。
このため「米大幅利上げ継続」への思惑はさらに高まっており、米10年債利回りは“再上昇(→4.02%)”を見せています。
一方で期待された「ドル売り介入」は入る素振りさえ見られておらず、ドル円上昇には歯止めがかかっておりません。
こうして“前日高値(147.664円)”を明確に突破すると、あれよあれよという間に“148.860円”へと駆け上がっています。
◆ “タカ派姿勢”も鮮明になりつつあるが…?
『予想は時期尚早』としながらも、ブラード・セントルイス連銀総裁は『米12月0.75%利上げの可能性』について述べました。
またクックFRB理事も『金融引き締めの継続性』について言及しているなど、ここにきて“タカ派姿勢”は鮮明になりつつあるのは否めないところです。
このためどうしても「日米金利格差」が意識されやすく、ファンダメンタルズ的には“ドル買い”あるいは“円売り”に傾斜しやすい状況は否めないところがあります。
一方で鈴木財務相と神田財務官は流動性の乏しい週初早朝タイムに、異例の「円安けん制発言」を行っています。
また先週のG7/G20では「スムージング介入のお墨付きを得た」との見方も浮上しているだけに、「このまま放置」といった選択は想定しづらいところがあります。
問題は「いつ入るか?」ですが、こればかりは時間の経過を追って確認するしかありません。
◆ “逆風にさらされ続ける”ことになるが… - 「ドル売り介入ありき」との見方
「ドル売り介入ありき」で見る筆者にとって、このまま入らなければ“逆風にさらされ続ける”ということになります。
このため「リスク管理はより重要」ということになりますが、それでも「ドル買いの方がリスクは大きい」を前提に戦略を練りたいところです。
流れに逆らう状況は変わりませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
150.770(90/8/8高値、90/8/13高値)
150.340(90/8/14高値)
上値5:150.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:149.500(90/8/15高値)
上値3:149.368(ピボット1stレジスタンス)
上値2:149.000(大台)
上値1:148.860(10/14高値)
前営業日終値:148.735
下値1:148.357(+2σ)
下値2:148.000(大台)
下値3:147.929(10/13~10/14の38.2%押し)
下値4:147.642(10/13~10/14の50%押し、ピボット1stサポート)
下値5:147.354(10/13~10/14の61.8%押し)
147.087(10/14安値)
147.000(大台)
146.822(10/5~10/14の38.2%押し)
146.715(+1σ)
146.423(10/13安値、ピボット2ndサポート)
《10:45》
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