松竹、今期営業を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/10/13 14:00
 松竹 <9601> [東証P] が10月13日後場(14:00)に決算を発表。23年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結営業損益は1.6億円の赤字(前年同期は19.6億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の6億円の黒字→3.4億円の赤字(前期は40億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の67.1億円の黒字→68億円の黒字(前期は17.6億円の赤字)に1.3%上方修正し、従来の21期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結営業損益は1.7億円の赤字(前年同期は20.4億円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結営業損益は5.5億円の黒字(前年同期は8.4億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.3%→2.8%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  新型コロナ感染症により大きな打撃を受けたライブエンターテインメントを回復すべく努力し、順調な回復基調にありましたが、新型コロナウィルス感染症が第7波として再拡大し、演劇関係者間での罹患に伴い一部の公演が中止となったことなどにより連結売上高及び連結営業利益は下方修正を見込んでおりますが、連結経常利益はコンテンツ海外展開促進・基盤強化事業費補助金の補助金収入が当初の見込みより得られたことなどにより上方修正を見込んでおります。 通期個別業績予想も同様の理由で、修正を見込んでおります。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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