◆ “巻き戻し”が先行し… - “144円割れ”
昨日は「米利上げペース鈍化」への思惑が先行したことで、「株高」がさらに進行しました。
また「英減税を巡る混乱は概ね収束」との思惑から、“ポンド買い(戻し)”も目立ちました。
このため“リスク回避姿勢”もさらに緩む格好となり、相対的に“ドル売り(戻し)”が目立ちました。
こうしてユーロドルが“パリティ目前(昨日高値は0.99994ドル)”へと反発する中、ドル円は“144円割れ(同安値は143.885円)”へと押し下げられていきました。
◆ ただここから先は“下値の堅さ”が目立つ…?
マクロ的には「日米金利格差拡大」は何ら変わっていないものの、ミクロで見れば「金利志向一辺倒からの脱却」は否めないところがあります。
このため従来の流れとは一線を画し、これが“上値の重さ”につながっていると見られます。
一方で「米10年債利回り」が“下げ渋り(3.50%を維持)”となっている以上、“下値は限定的”と見ざるを得ないのが実状といえます。
「米11月0.75%利上げ」の確率は、金利先物市場では“昨日より上昇(50%強→65%)”しているのが実状です。
このためここから先は“下値の堅さ”がより目立つと考えますが、前記“3.50%”を割り込むようなことがあれば…?
いずれにしても「米10年債利回り動向」に、本日はより注目ということになりそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
145.284(10/3高値、+2σ)
145.000(大台)
上値5:144.926(10/4高値)
上値4:144.763(ピボット1stレジスタンス)
上値3:144.612(10/3以降の61.8%戻し)
上値2:144.535(+1σ)
上値1:144.404(10/3以降の50%戻し)
前営業日終値:144.161
下値1:144.000(大台)
下値2:143.885(10/4安値、20日移動平均線)
下値3:143.722(ピボット1stサポート)
下値4:143.525(日足・一目均衡表転換線)
下値5:143.353(9/22~10/3の38.2%押し)
143.283(ピボット2ndサポート)
143.151(9/26安値)
143.000(大台、-1σ)
142.757(9/22~10/3の50%押し)
《10:30》
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