栄研化、上期経常を一転25%増益に上方修正・最高益、通期も増額、配当も13円増額

配信元:株探
投稿:2022/09/20 15:00
 栄研化学 <4549> [東証P] が9月20日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の28.4億円→61.1億円(前年同期は48.9億円)に2.2倍上方修正し、一転して24.8%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の45.7億円→75.3億円(前期は85億円)に64.8%上方修正し、減益率が46.3%減→11.5%減に縮小する見通しとなった。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の17円→24円に大幅増額し、下期配当も従来計画の18円→24円に増額修正した。年間配当は48円(前期は51円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  前回予想時には、新型コロナウイルス感染症の遺伝子検査について需要減を見込んでおりましたが、オミクロン変異株(BA.5)による第7 波は極めて大きな波となり、新規感染者数の高止まりが継続した影響により、LAMP 法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の需要は急増いたしました。加えて、一時的なLAMP 法の特許料収入増があり、これらにより売上高が増加し、これに伴う売上構成比の変化等により、各利益につきましても前回発表予想を大幅に上回る見込みとなりました。第2 四半期累計期間の業績予想につきましては、直近の実績及び予測に基づき算定を行っております。 現在、感染第7 波は緩やかに収束傾向を示しておりますが、当社の新型コロナウイルス遺伝子検査試薬は、感染状況によらず医療機関における手術前検査等の一定の需要に対応できていることから、下半期の当該製品の売上高業績予想を当初計画より約295%上方修正することといたしました。 今後、新たな変異株による感染再拡大や、それに伴う医療・検査体制の変化などにより、検査需要は大きく左右されると考えられます。今後の業績推移に応じて、業績予想の修正が必要と判断した場合は、速やかに公表いたします。

  当社は、株主還元方針のもと、連結配当性向30%以上を目標としております。今回、業績予想を修正することに伴い、2023 年3 月期の年間配当予想につきましては、1 株当たり35 円から13 円増額し、48 円(中間配当金24 円及び期末配当金24 円)に修正することといたしました。※上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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