アジア株 連休明け香港株は上値重い 不動産株が下落、各社8月の不動産販売額が減少

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/09/13 11:25
アジア株 連休明け香港株は上値重い 不動産株が下落、各社8月の不動産販売額が減少

東京時間11:08現在
香港ハンセン指数   19411.09(+48.84 +0.25%)
中国上海総合指数  3265.27(+3.22 +0.10%)
台湾加権指数     14904.44(+97.01 +0.66%)
韓国総合株価指数  2439.57(+55.29 +2.32%)
豪ASX200指数    6998.90(+34.43 +0.49%)

アジア株は軒並み上昇、米株続伸を好感して買い優勢で始まった。

台湾と韓国株は今月1日以来の高値をつけている、半導体を中心にハイテク関連が総じて上昇している。きのうの米株式市場で、新型「iPhone」の好調な販売見通しを受け、アップル株が大幅高となったことが材料視されているもよう。

連休明け香港株は前営業日終値付近で推移。前週末に大幅上昇したことから調整売りも出ている。
不動産株が総じて下落している。碧桂園控股は3.5%安、CG SERVICESは2.6%安、華潤置地は1.4%安、龍湖集団は1.2%安、長江実業集団は0.8%安。不動産開発会社各社の8月の不動産販売額の減少が懸念されているもよう。広州富力地産は前年比で74%減、越秀地産は36%減少した。

コロナ規制に伴う中国景気減速に対する懸念は一段と高まっている。10月の共産党大会を控え、中国政府は各地でコロナ規制を導入している。北京市に近い河北省三河市では4日間のロックダウンが導入された。2100万人が住む四川省・成都市ではロックダウンが延長されている。

米中関係悪化も懸念されている。バイデン米政権は米半導体の対中輸出制限を拡大することを計画しているとの報道が伝わっている。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)