日経平均VIは上昇、株価下落で一時20を上回る

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/23 14:11
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.65(上昇率3.38%)の19.86と上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.39、安値は19.67。

昨日の米株式市場で主要指数が大きく下落したことから、市場心理は悪化しやすくなった。そうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は軟調な展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは午前は不安心理の高まった状態の基準とされる20を上回る場面があった。


日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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配信元: フィスコ