◆ あらためて「日銀マイナス金利」を意識 - “134円後半”へ急騰
『日銀、みずほ銀行にマイナス金利適用』
この報道をキッカケにして、マーケットには再び「日銀マイナス金利(超緩和政策)」が印象付けられました。
この影響から、昨日は“米10年債利回り上昇→ドル買い”も見られましたが、それ以上に“金利格差拡大→円売り”が目立ちました。
こうして“ストップロス”を絡めつつ、ドル円は“134.680円”へと駆け上がっていきました。
◆ ただし米経済指標は“芳しくなく”…
一方でその後に発表された米住宅関連指標は、“芳しくない(住宅着工は21年2月以来最低/建設許可は21年9月以来最低)”結果に終わりました。
このため「米景気先行き不安」が台頭、米10年債利回りは“上げ幅縮小(2.87%→2.80%)”となり、ドル円の上値を押さえながら、昨日の取引を終えています。
◆ 主要イベント前でもあり…!?
こうして想定以上に上伸したドル円ではありますが、「米CPI時に空けた窓」は“ほぼ埋まった”格好といえます。
このためテクニカル的には“達成感”が台頭しやすく、主要イベントを控えた“様子見ムード”を踏まえれば、目先のポイントは「利益確定売りの有無」と見るのが自然ということになります。
後は“結果次第”であり、場合によっては“もう一段の上値追い”となってもおかしくありませんが、それは結果を見てからのこと…。
それまでに関しては、本日は昨日とは逆に“上値が重い”を前提にして、発表ならびに流動性回帰を待ちたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:135.293(8/10高値)
上値4:135.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:134.901(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値2:134.680(8/16高値)
上値1:134.448(20日移動平均線)
前営業日終値:134.239
下値1:134.000(大台)
下値2:133.650(日足・一目均衡表転換線)
下値3:133.550(8/11~8/16の38.2%押し)
下値4:133.201(8/11~8/16の50%押し、ピボット1stサポート)
下値5:132.946(8/16安値、大台)
《10:20》
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