<動意株・7日>(大引け)=イオン、住友大阪、わらべ日洋など
イオン<8267.T>=マドを開けて急伸。6日の取引終了後に発表した23年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、営業収益2兆2032億2700万円(前年同期比2.3%増)、純利益193億7200万円(同3.9倍)となり、これを好感する買いが入っている。収益構造改革に取り組んできた総合スーパーのGMS事業が第1四半期としては14年2月期以来の黒字化を果たした。また、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着くなか、ディベロッパー事業、サービス・専門店事業、国際事業が増益となったほか、調剤併設化を推進するヘルス&ウエルネス事業も伸長した。このほか、韓国ミニストップの売却益約236億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。
住友大阪セメント<5232.T>=上値指向で3日続伸。5%を超える上昇で一時3600円まで上値を伸ばした。燃料や輸送コストの上昇を背景にセメントの市中価格が約3年半ぶりに上昇に転じており、セメント販売を主力とする同社には収益面で追い風が意識されている。株価は5日・25日・75日移動平均線が収れんする3400円近辺から上放れを鮮明としており、足もと追随買いを誘っている。需給面では直近、一部外資系証券経由での空売り残高が急増しており、その買い戻しによる株価浮揚力も働いているもようだ。
わらべや日洋ホールディングス<2918.T>=ストップ高。6日の取引終了後に23年2月期第1四半期(3~5月)の決算を発表。営業利益が前年同期比25.0%増の16億9400万円と大幅増益で着地しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。売上高も同0.8%増の474億1400万円と小幅ながらも増収を確保した。米飯などの調理済み食品を製造・販売する主力の食品関連事業で、売り上げ回復や商品規格見直しに伴い利益を大きく伸ばした。なお、通期予想は据え置いており、売上高は前期比0.9%増の1940億円、営業利益は同1.3%増の45億円の見通し。
アンジェス<4563.T>=大幅高。マザーズ指数は足もとマイナスに転じているが、前日まで3営業日続伸で底入れの兆候をみせていた。旧マザーズ銘柄ではバイオベンチャーが多く上場しており、そのなかでも時価総額上位の同社は値ごろ感からの買いが向かっている。また、足もとで株価を刺激する背景もある。新型コロナウイルスの感染者数が全国的に再び急増傾向にあることで関連銘柄の一角に物色の矛先が向いているが、同社はカナダ企業と共同でコロナ薬の開発を進め、今年に入り米国で治療薬候補の第2段階の臨床試験を開始している状況にあり、投資資金を誘導している。
FDK<6955.T>=一時ストップ高で一気に戻り高値クリア。「水素空気電池」の電力事業者向けサンプル出荷を2023年に開始するとの報道を受け、5日にストップ高寸前まで買われる人気となった。前日は目先筋の利益確定売りで反落したが、きょうは改めて投資資金が再攻勢をかけている。市場では「次世代電池の本命とされる全固体電池分野について、世界でも日本が特許獲得数など技術面で優位にあることが報じられている。そのなか、富士通<6702.T>傘下の同社は同分野に早くから積極的に取り組んでおり、今年度にも(全固体電池を)販売開始の方向にあることが伝わっており、これに着目した買いを呼び込んでいるもよう」(中堅証券ストラテジスト)としている。
ブイキューブ<3681.T>=年初来高値を更新。6日の取引終了後、EV充電サービス関連のソリューション事業を展開するシンガポールのCHARGE+(チャージプラス)へ出資すると発表しており、これを好感する買いが入っている。チャージプラスは、シンガポールでEV充電器の開発・設置やソフトウェアの開発、ソリューション事業を手掛けるスタートアップで、東南アジアにおけるEV充電ソリューションのリーディングカンパニー。ブイキューブは出資を通じて東南アジアにおける同社の事業展開を支援するとともに、日本国内における事業展開の検討・準備を開始する。脱炭素社会の実現に向けた取り組みの事業として育てる構えだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
住友大阪セメント<5232.T>=上値指向で3日続伸。5%を超える上昇で一時3600円まで上値を伸ばした。燃料や輸送コストの上昇を背景にセメントの市中価格が約3年半ぶりに上昇に転じており、セメント販売を主力とする同社には収益面で追い風が意識されている。株価は5日・25日・75日移動平均線が収れんする3400円近辺から上放れを鮮明としており、足もと追随買いを誘っている。需給面では直近、一部外資系証券経由での空売り残高が急増しており、その買い戻しによる株価浮揚力も働いているもようだ。
わらべや日洋ホールディングス<2918.T>=ストップ高。6日の取引終了後に23年2月期第1四半期(3~5月)の決算を発表。営業利益が前年同期比25.0%増の16億9400万円と大幅増益で着地しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。売上高も同0.8%増の474億1400万円と小幅ながらも増収を確保した。米飯などの調理済み食品を製造・販売する主力の食品関連事業で、売り上げ回復や商品規格見直しに伴い利益を大きく伸ばした。なお、通期予想は据え置いており、売上高は前期比0.9%増の1940億円、営業利益は同1.3%増の45億円の見通し。
アンジェス<4563.T>=大幅高。マザーズ指数は足もとマイナスに転じているが、前日まで3営業日続伸で底入れの兆候をみせていた。旧マザーズ銘柄ではバイオベンチャーが多く上場しており、そのなかでも時価総額上位の同社は値ごろ感からの買いが向かっている。また、足もとで株価を刺激する背景もある。新型コロナウイルスの感染者数が全国的に再び急増傾向にあることで関連銘柄の一角に物色の矛先が向いているが、同社はカナダ企業と共同でコロナ薬の開発を進め、今年に入り米国で治療薬候補の第2段階の臨床試験を開始している状況にあり、投資資金を誘導している。
FDK<6955.T>=一時ストップ高で一気に戻り高値クリア。「水素空気電池」の電力事業者向けサンプル出荷を2023年に開始するとの報道を受け、5日にストップ高寸前まで買われる人気となった。前日は目先筋の利益確定売りで反落したが、きょうは改めて投資資金が再攻勢をかけている。市場では「次世代電池の本命とされる全固体電池分野について、世界でも日本が特許獲得数など技術面で優位にあることが報じられている。そのなか、富士通<6702.T>傘下の同社は同分野に早くから積極的に取り組んでおり、今年度にも(全固体電池を)販売開始の方向にあることが伝わっており、これに着目した買いを呼び込んでいるもよう」(中堅証券ストラテジスト)としている。
ブイキューブ<3681.T>=年初来高値を更新。6日の取引終了後、EV充電サービス関連のソリューション事業を展開するシンガポールのCHARGE+(チャージプラス)へ出資すると発表しており、これを好感する買いが入っている。チャージプラスは、シンガポールでEV充電器の開発・設置やソフトウェアの開発、ソリューション事業を手掛けるスタートアップで、東南アジアにおけるEV充電ソリューションのリーディングカンパニー。ブイキューブは出資を通じて東南アジアにおける同社の事業展開を支援するとともに、日本国内における事業展開の検討・準備を開始する。脱炭素社会の実現に向けた取り組みの事業として育てる構えだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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2918
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1,954.0
(12/20)
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-28.0
(-1.41%)
|
3681
|
188.0
(12/20)
|
-5.0
(-2.59%)
|
4563
|
51.0
(12/20)
|
+1.0
(+2.00%)
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5232
|
3,282.0
(12/20)
|
+10.0
(+0.30%)
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6702
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2,809.5
(12/20)
|
+29.5
(+1.06%)
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6955
|
523.0
(12/20)
|
-10.0
(-1.87%)
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8267
|
3,679.0
(12/20)
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-9.0
(-0.24%)
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