日経平均VIは低下、株価下落するも底堅く警戒感は後退

配信元:フィスコ
投稿:2022/06/15 13:51
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.41(低下率1.57%)の25.63と低下している。なお、今日ここまでの高値は26.19、安値は25.48。

昨日の米株式市場でダウ平均が5日続落となったが、それを受けた今日の東京株式市場は取引開始時点では売り買いが交錯し、日経225先物の下落幅が限定的だったことから、やや安心感が先行し、日経VIは低下して始まった。取引開始後も下値を売り急ぐ動きが見られず、日経225先物が概ね底堅い動きとなっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは昨日の水準を概ね下回って推移している。


日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

<FA>
配信元: フィスコ