カネソウ、前期経常を一転46％減益に下方修正

　カネソウ <5979> [名証Ｍ] が4月28日後場(15:10)に業績修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の4億1000万円→8000万円(前の期は1億4700万円)に80.5％下方修正し、一転して45.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の4億5100万円→1億2100万円(前年同期は9100万円)に73.2％減額し、増益率が5.0倍→33.0％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年３月期通期の業績につきましては、当社の主要な需要先であります建設関連市場におきまして、公共投資が弱い動きながらも底堅く推移し、民間設備投資は持ち直しが見られるようになりましたが、材料価格の高騰や諸物価等のコスト上昇が続きましたことから、採算面での改善が進みにくい状況となりました。こうした状況のもと、安定した供給、受注の確保に努めてまいりましたが、収益環境は厳しく、売上及び利益につきまして予想を下回る見込みとなりました。（注）上記の予想値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる場合があります。