福岡中銀、前期経常を41％上方修正、配当も10円増額

　福岡中央銀行 <8540> [福証] が4月27日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の9億円→12.7億円(前の期は7.9億円)に41.4％上方修正し、増益率が12.8％増→59.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の3.3億円→7億円(前年同期は3.4億円)に2.1倍増額し、一転して2.1倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→60円(前の期は50円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　与信関係費用等が当初予想を下回る見込みとなったことにより、2022年3月期通期の業績予想を上方修正するものであります。

　　当行は、銀行業としての公共性に鑑み、堅実かつ効率的な経営に努め、内部留保の充実と安定的な配当の継続を基本方針としております。　こうした方針のもと、当行は、2021年6月5日に創立70周年を迎えることができ、株主の皆さまの日ごろのご愛顧とご支援に感謝の意を表するために、2022年3月期の期末配当において１株当たり10円の記念配当を実施することといたしました。これにより、2022年3月期の期末配当金を普通配当と合わせ１株当たり35円に修正いたします。　なお、本件につきましては、2022年6月29日開催予定の第101期定時株主総会に付議させていただく予定であります。